帰り道、ずっと考えてた。
今日、久しぶりに友達と会った。楽しかった。ちゃんと笑えてた。
なのに、家のドアを閉めた瞬間、もう動けなかった。
ソファに崩れ落ちて、しばらく何もできなかった。
楽しいのに、疲れる。
疲れるくせに、また会いたくなる。
そのくせ、既読がついたら急に返したくなくなる。
自分でも「なんなんだろう」ってずっと思ってた。笑
HSS型HSPを知ったとき、あ、これだ、って思った。
病気でも、性格が悪いわけでも、人嫌いなわけでもなかった。
ただ、アクセルとブレーキを同時に踏んでただけだった。
HSS型HSPに友達がいない理由とは
友達がいない、というか、続かない。
最初は仲良くなれる。でもどこかで離れてしまう。
なんでだろうって、ずっと自分を責めてきた。
でも、ちゃんと理由があった。
友達できないのはなぜ?

HSS型HSPって、最初の出会いはむしろ得意なんだよね。
好奇心が強いから、初対面でもぐいぐい話せる。
相手のことが気になるし、面白いと思ったらどんどん関われる。
だから「社交的だね」って言われることも多い。
でもある日、急に限界が来る。
連絡を返せなくなる。会いたくなくなる。
相手からしたら「突然どうしたの?」ってなる。
頭の中はこんな感じだった。
・でもまた会ったら疲れるかも
・返信しなきゃって思うほど返せない
・自分が嫌になる
HSS型HSPは、人口の約6%しかいないとされている。
HSP(約20%)のうち、約3割がHSS型という推定だ。(20%×30%=6%)
この「刺激を求めるHSS」と「刺激に疲れるHSP」が同居してる状態が、友人関係の不安定さの根っこにある。
近づきたいのに、近づくと疲れる。
友達ができない、というより、アクセルとブレーキを同時に踏みながら友達をつくろうとしてるようなものだ。
社交疲労ってどんな感じ?

「楽しかった。でも死にそうに疲れた。」
これが一番近いかもしれない。笑
人と会うのが嫌なわけじゃない。
ただ、終わった後のエネルギーの消耗が、ふつうの人と全然違う。
会っている間、私は相手のことをものすごい量で処理してる。
声のトーン、表情の微妙な変化、場の空気、誰が少し黙ったか。
全部、自動的に拾ってしまう。
楽しい会話の裏で、ずっと処理し続けてる。
だから、帰ってからどっと来る。
翌日も「使い物にならない」状態になることがある。
HSS型HSPは、感覚処理感受性(SPS)が高い。
つまり、外からの情報を深く丁寧に処理する神経のつくりになってる。
これは脳や神経系の生物学的な特性で、意志でオフにはできない。
距離感に悩んでいる?

近すぎると息ができなくなる。
でも、遠くなると寂しくなる。
ちょうどいい距離がどこかわからない。
そういう感覚、ない?
HSS型HSPは、親密さを求める気持ちはある。
でも、深く入り込まれると、自分のスペースが侵される感じがする。
「仲良くなりすぎると、なんか重くなる」って感じる人が多い。
友達から「最近冷たくない?」「何かあった?」って言われた経験、あるんじゃないかな。
距離を取ったのは、嫌いになったからじゃない。
ただ、充電が切れただけだった。
でも、それをうまく説明できなくて、関係がぎこちなくなって、そのまま疎遠になる。
そのくり返しで、友人関係が続かなくなっていく。
深く関わると疲れる?

浅い付き合いが苦痛なのに、深い付き合いも疲れる。
矛盾してるようだけど、これがHSS型HSPのリアルだ。
浅い雑談はそれはそれで消耗する。意味を感じないから。
でも深く話すと、相手の感情に引っ張られすぎる。
友達が落ち込んでると、自分まで落ち込む。
友達が怒ってると、自分も体に緊張が走る。
HSPの共感力は、良く言えば繊細な感受性だけど、
人間関係においては「もらいすぎる」につながりやすい。
帰り道や寝る前に、さっきの会話をリプレイする。
「あの言い方、傷つけたかな」「あの沈黙、何だったんだろう」
そうやってひとりで消耗する。
深く関われる人が、欲しい。
でも深く関わると、疲れる。
このジレンマが、友達がいない状態につながりやすい。
孤独感はなぜ生まれる?

友達がいない、というより「わかってもらえない」孤独だと思う。
人の中にいても、孤独を感じることがある。
「みんな仲良くやってるのに、自分だけ浮いてる」
「楽しそうにしてるみんなが、なんか遠く感じる」
HSS型HSPは、6%しかいない。
普通に生きていると、「似たような感覚を持つ人」に出会いにくい。
だから、周りに合わせようとして疲れる。
それでも「なんか違う」という感覚がずっとある。
この「違和感」の積み重ねが、孤独感を作っていく。
友達がいないのは、あなたに問題があるんじゃない。
ただ、少数派の気質を持つ人が、多数派に合わせて生きようとしてきた疲れだと思う。
友達より一人が楽なの?

「一人でいるほうが楽」
これを正直に言うと、「じゃあ友達いらないじゃん」って言われることがある。
でも、そういうことじゃない。
一人でいるのが好きなんじゃなくて、一人でいると回復できる。
それだけのことだ。
HSP気質を持つ人は、刺激の少ない環境でエネルギーをチャージする。
これは内向型の特性と近い部分がある。
友達と一緒にいると消耗して、一人でいると回復する。
これは、人が嫌いなわけじゃない。
充電の方式が違うだけだ。
問題は、「一人でいること」を罪悪感とセットにしてきたことかもしれない。
「友達と遊ばなきゃ」「LINEを返さなきゃ」「もっと社交的にならなきゃ」
そのプレッシャーが、さらに疲れを積み重ねてきた。
HSS型HSPで友達いないときの向き合い方
「もっと友達をつくらなきゃ」じゃなくて、
「自分に合ったつながり方に変える」ほうが、長続きする。
これは逃げじゃない。現実的な選択だ。
つながり方を変えるには?

「友達の数」を増やそうとするの、やめてみてもいいかもしれない。
広く浅く、じゃなくて、狭く深くでいい。
少ない人数と、低い頻度で、でも深い話ができる関係。
それだけで、孤独感はかなり変わる。
月1回しか会わない友達でも、「この人とは本当に話せる」って感覚があれば十分だった。
私にとってはそっちのほうが、毎週会う表面的な友達より、ずっと心強かった。
あと、オンラインのつながりも、軽く見なくていい。
場所と時間を自分でコントロールできるオンライン交流は、HSS型HSPにとってかなり相性がいい。
少人数の関係でいい?
グループじゃなくて、一対一がいい。
これ、ほんとうにそう。
グループだと、誰かと誰かの間に気を遣いながら、場の空気も読みながら、で消耗する。
一対一なら、ただその人と話すだけでいい。
「みんなで飲み会」より「二人でカフェ」のほうが、ずっと深い話ができたりする。
友達が少ない、じゃなくて、「大人数の集まりが向いていない」だけかもしれない。
少人数で、静かな場所で、ゆっくり話せる関係を選ぶ。
それが、HSS型HSPの人間関係の基本スタイルとしてあっていいと思う。
自分に合う人の見つけ方は?

「この人といると、帰った後に疲れない」
これが、合う人の基準かもしれない。
楽しかったかどうか、じゃなくて、翌日の自分がどうかで判断する。
会った後にぐったりする人と、なんか心が軽くなる人がいる。
会話のペースが速すぎない、沈黙を埋めようとしない、気を遣わせてこない。
そういう人が、HSS型HSPには合いやすい。
あとは、同じ「深い話が好き」な人。
表面的な会話が続くと、HSS型HSPはかえって疲れる。
好きなことや、感じてることを、ちゃんと話せる相手。
そういう人は、大勢の中じゃなく、意外とニッチなコミュニティの中にいることが多い。
HSS型HSP同士でつながれる?

「同じ感覚の人に会いたい」
ずっとそう思ってた。
最近は、HSP・HSS型HSP向けのオンラインコミュニティや交流会が少しずつ増えてきている。
SNSでも「HSS型HSP」で検索すると、同じような感覚を書いている人たちが出てくる。
読むだけで「あ、私だけじゃないんだ」って思えることがある。
それだけで、かなりラクになった。
コミュニティに入ることが目的じゃなくていい。
「同じ感覚の人が存在する」と知るだけで、孤独の質が変わる。
友達いなくても大丈夫?
大丈夫。
そう言い切りたい。
「友達の数で人間の価値は決まらない」なんて、きれいごとに聞こえるかもしれない。
でも、HSS型HSPにとって、「消耗しない関係を少数持てていること」は、「多くの友達を持つこと」より、ずっと健康的だと思う。
友達がいない、じゃなくて、「今は自分に合った人間関係を模索してる途中」だ。
長い時間をかけて、「無理しなくていい人」が一人でも見つかれば、それでいい。
友達がいなかった時間も、無駄じゃない。
ひとりでいる間に、自分の好きなものや、自分の感覚を、ちゃんと育ててこられた。
「友達が多い人が正解」という価値観から、少しずつ降りてみてほしい。
あなたが疲れずにいられる関係の形は、もうちょっと先にある。
そんなふうに思ったこと、あるかな?
